【対戦記事】シロガネ山 ポケモンコンセプトマッチ 桂馬 vs しゃわ 2023/10/07(土)
繰り返しになりますが、来る先週土曜日にシロガネ山というポケモンの対戦企画で超有名古参強豪ポケモントレーナーである桂馬さんとGBA、第3世代のシングルバトルをさせて頂きました。
事前に撮影したPV
【ポケモンXDコンセプトマッチPV】桂馬 vs しゃわ ”桂馬?強いよね”
当日の対戦動画
【ポケモンコンセプトマッチ】桂馬 vs しゃわ【シロガネ山】
今回の記事は上記の動画を既に見て貰ってる方向け対戦解説となります。
また、前回の構築記事は 【構築記事】いばみがハピ2023令和最新版を参照ください。
- 前回の構築記事のおさらい5つ
- 第3世代におけるポケモントレーナーとしての対戦経験、実力は桂馬の方が客観的に遥か格上。そんなことは事前インタビューですづけビーンが言ってるように百も承知。
- 自分は桂馬さんという格上のプレイヤーをぶっ壊しに行く側の挑戦者側的立場であること
- BO3というルールの中で十数年かけて温め続けてきたパーティに色々ギミックを詰め込み、会場を沸かして最高のエンターテイメントな試合を観客に届けたい!
- ”やんちゃ鉢巻電磁波サンダー”は電磁波ボルトロスとガラルサンダー両方の性質を持つ♣️
- 桂馬さんは先制の爪が個人的に嫌いで使わないという事前情報持ち(*カウンターにも弱いらしい)
- 1戦目選出
自分専用のメモ用Discord鯖にログが残っていたので思考回路を辿るためにも共有しておきます。
2投稿目のポケモンの後の記載は持ち物予測ですが、サンダー爪と書いてあるのは最低最悪のパターンを想定しているだけで多分ないだろうなと踏んでいます。調整ヤタピとかカムラとかオボンあたりを想定しています(実際はオボンでした)
あと別に難しいわけではないですが、カビゴンメタグロスヘラクロスの持ち物は見せ合い段階で当てられていますね。(これはまじで大したことないです)
ラグラージはパーティ次第でカムラもあり得るとは思いますが、カゴが浮いてるのでサンダーかラグラージのどちらかはカゴだろうなーと言った感じ。
いつも僕が使っているスタン気味のパーティや受けループなどでは基本的な選出の考えとして
「このポケモン来たら受けらんねぇ!この型きたら崩壊する!!」ってパターンは極力避けて、誰が来てもある程度は受け出し出来るような選出をしています。
初手で出し負けてそのままゲームセットということは極力避けて、少しでも試合が決定的な状況に陥らないような丸い選出をすることが多いです(例:GBAではカビゴン スイクン ゲンガー)
ただ、このパーティは破壊力殺意マシマシな上、ジュカイン含めてかなり柔軟に立ち回り次第で1:1交換取ったり麻痺混乱のストコン運ゲー仕掛けて行ったりで打開出来るので ○○がいるから○○受けを入れようといった考えで選出をしていないです。
どちらかというと相手の選出的に来そうなやつに対してメタを張って確率を極力上げて壊す。
BO3という特殊なルールなので相手の技やアイテム、努力値振りの情報を極力剥がしつつ太い拓をぶち当てる! というのが基本方針となります。
さて本題に戻ります。
当時の思考回路としては桂馬はカビゴンはほぼ選出して、メタグロスヘラクロスはかなり高確率で来そうだなと思っていました。また、サンダーは基本的な型であればあまり選出されないかなと思っていました(実際は3戦とも選出されてしまってます)
というのはこのパーティ、基本的に構築記事で書いた通りパーティの軸はGBA最重要アイテムである残飯を持っている電磁波いばみがハピナスなわけです。
サンダーに対してハピナスを出せたらそれだけでもうかなりリターンが取れる(後続に電磁波が入る)わけでそれを桂馬さんが嫌うかなあ?と思っておりました。
実際は桂馬さんのパーティがの6匹のうちサンダー以外5匹が物理(種族値がA>C、別にラグラージの型とかは知らないです)というのもあってハピナスを凄く出しにくく桂馬さん側が選出の選択権を握るサンダーを自由にさせてしまったというのが今思う振り返り、反省となります。
対してこちらは種族値がC>Aのポケモンがカビゴン以外6匹中5匹で特殊が5匹のパーティとなります。
同じルールなのにこちらは特殊5体で殺意マシマシ。
でも桂馬さんも物理5体でこれまた殺意高めでした。きっとエアームドとかを殺す何か毒薬(雷パンチグロスとか文字マンダとか)がパーティに入ってるんでしょう。いや知らんけど。
で、特殊5匹なんだからカビゴンは絶対来るだろーと思ってましたが実際は1戦目と2戦目は相手の選出はサンダー(1戦目先発) ヘラクロス(2戦目先発) メタグロスでした。
対して私の1試合目の選出はサンダー ゲンガー ジュカイン。
ゲンガーがAS爆破でサンダーヘラクロスに加えてHSラグ(高乱数)くらいなら一撃で倒せるし、見た目腐ることはないなと思っての選出(相手はカビゴンがいるという思い込みもありゲンガーの後ろに対メタグロスのケアと電磁波撒きとしてのサンダーまでは確定です。
最後の1匹はスクショの通りカビゴンかジュカインかで迷った結果、初戦は勝っても負けても相手の持ち物を割って情報アドバンテージを取りたいということでジュカインを選出することになりました。あと単純にサンダーの電磁波と合わせて運ゲーが出来るというのもあり、勝率も高いだろうと踏みました。
- 1戦目1ターン目
予想に反してのサンダー選出、しかも先発。 こちらサンダー受けのカビハピおらず。
ただ、相手のサンダーのHPが180だったので最悪の展開である桂馬さんが悪魔に魂を売っての爪サンダーである確率がほぼ0になりました。これは前提が崩れなかったのでよかったです。
参考までに爪サンダーの有用性 と 爪サンダー入りパーティ一例 大体S123にしてHPをもっと多めに振ることが多いです。何ならH197まで振り切って僕は使っていました。
さて、自分側のサンダーのSは純速ー1(めざ格の個体値仕様上)の実数値151な上やんちゃで特防は下がってるわ10万ボルトの火力はないわで基本的にサンダー同士の撃ち合いには最弱の部類に入ります。
ここら辺は剣盾シングルでガラルサンダーが原種サンダーに弱めなところに少し似てますね。飛行技と格闘技を両方半減出来るポケモンって後の世代でもそんなには多くないです。
もしも桂馬さん側が控え目の身代わりヤタピ雷サンダーのような型だとしても、流石にお互いのS関係も型も割れてない状態で身代わりは打てないと判断して電磁波を打ちました。
これは持ち物チェックを兼ねてます。まぁラムはほぼグロスかなと思ってましたが、のちの世代(バトレボ等)で先発ポケモンはラムの実を持たせると安定すると言った定説があるので。
実際は催眠技がそんな強いわけではないGBAにはそこまで関係はないのですが・・・。
さて、電磁波を打つことは開幕1秒で決まったものの即断即決すると怪しまれるので桂馬さんが選択するまで待って電磁波を選択しました。
相手の10万ボルトがHP165→67で98ダメージほど。乱数次第ではありますがCにふり切った控え目ではないことがとりあえずわかります。C160くらいからC176の間くらいの感覚です。
こちらは電磁波で麻痺らせる。持ち物チェック兼ねて最低限の仕事は完了しました。
- 1戦目2ターン目
こちらの控えにサンダー受けのカビハピはいないわけですが、電磁波が入ったのでここからでも立ち回り次第でいくらでも何とかなります。
153ジュカインの耐性を生かして10万ボルトをタイプ受けで場に出します。
H153→110
POで何十回も対戦してるのでこれで相手のサンダーのCが165近辺であろうことがわかります。C176とかだともっと喰らいます。
- 1戦目3ターン目
ジュカインが即座に身代わり、桂馬さん側はそれなりに長考の後サンダーを引っ込めてメタグロス。
ここはジュカインは身代わり安定なのでですがサンダー側は10万ボルトでも身代わりが壊せるので、もしドリ口やめざ氷がなくても突っ込もうと思えば突っ込めます。
ただ桂馬さんのパーティのようにがむしゃらを空かせるゴーストタイプがいないパーティの弱点としてこう言った時にもし突っ張ってジュカインに麻痺や粉などで身代わりを残させたまま倒されてしまった場合、最悪1.9匹や2.9匹持っていかれるという非常に大きなリスクを背負うことになります。
まだ1試合目のこの段階でその大きなリスクを背負わずに安定した行動をとりました。桂馬さんらしく硬い防御行動です。
- 1戦目4ターン目
さて始めました、第2回持ち物チェックタイム。
選出段階のDiscordのスクショ
にある通り、ヘラクロスとメタグロスがこの環境で同居している場合 プレイヤーが爪を使わないのであればほぼほぼヘラクロスが鉢巻でメタグロスがラムというのが鉄板です。
ヘラクロスは裏拓でカムラだったりもあり得るんですがだいぶ構築のパワーが落ちてしまう反面、メタグロスは鉢巻を持たなくても爆破があるので最低1:1交換が取れる安心感があるのが理由です。
もしこの試合が1本先取だったら威張ってないかもしれないです。(いやそもそも構築も選出も立ち回りも全て変わってくるので、仮定の話を持ち出すのは野暮かもしれないですね)
結果、威張るがヒットしてラム消費。攻撃が上がったメタグロスの地震で身代わりが破壊されました。
ここで「おや?」と思いました。 こちらにはラム警戒のがむしゃらという選択肢があります。
この時のジュカインのHPが72で、がむしゃらをした後にサンダー(Aの低いコメパンはまだ耐える)引きで10万で縛れる状況になってしまいます。この地震はすごくリスクの高い行動。
そんな中、地震を打つ・・・
さては桂馬さん 153ジュカインの調整を・・・
この気付きが3戦目で生きてきます。
- 1戦目5ターン目
お互い何も考えず身代わりと地震。
もしここで粉が発動してたら割と大惨事になってた(がむしゃら後に新緑リフブレ乱数圏内。威張るも選択肢)所なんですが粉は発動せず
- 1戦目6ターン目
がむしゃらと地震 ここでも割と粉が発動したら大惨事になってましたが発動せず
- 1戦目7ターン目
メタグロスを倒すだけなのだが、サンダーを出すと相手の死に出しサンダーに今度こそ引き先がいなくて詰んでしまう(&最後1匹となるゲンガーの爆破が腐ってしまう)のでゲンガーを死に出しします。
桂馬さん側はこちらの残りサンダーゲンガーに対してメタグロスを残しておく必要がないので即選択。
こちらは少しだけ時間を使った振りをして炎のパンチ(元々これしかなかったんですが)
- 1戦目8ターン目
桂馬さんはヘラクロスを死に出し。
ずっと裏はカビゴンだと思っていたので、この時点でなんと「お互いの選出にサンダー受けがいない」という足を止めたインファイトが展開されていることが判明。
やりますねぇ!
さらに 画面に映るヘラクロスのHP187にもテンパリマした。
ヘラクロスは鉢巻であることはメタグロスのラムが割れた時点で確信していたものの、「え?もしかしたらビルドカウンター型? っていうか前のターンに炎のパンチ見せてるのに出てくるの? いやHPそんなマックスまで振られてたら(無振りヘラなら2発で落とせる炎のパンチで)2発で倒せないが?困ったなーー」
と一人でかなりテンパりました。
普通にこの時点で拘りめざ霊が一貫しており桂馬さん視点ではほぼゲームセット間近だったのだがかなり混乱した。
ゲンガーは炎のパンチで半分削れず、拘りめざ霊でゲンガーが倒れる。会場は沸いていたと思います。(ヘッドフォンしてて声は聞こえないんですが、何となく雰囲気です。)
- 1戦目9ターン目
サンダーを死に出し。この時点でかなりの確率で負け試合なのですが、BO3なので次戦より2連勝して最終的に自分が勝つには何が最善なのかを必死に考えます。
ここで取れる選択肢は5つあります。
ドリ口 めざ格 電磁波 10万ボルト 降参
電磁波を打つのは既に技を見せているので、一番情報アドバンテージが少ないです。
しかも自分のC無振りの実数値145のサンダーだと10万1発で倒せないから麻痺2連痺れを狙った勝率を高める最適行動だと思わせることが出来る。
ただ1発で痺れてしまった場合は不自然に電磁波を2回連続で打つことになる。そこで投了しても不自然となります。没。
ドリ口を打つと目の前のヘラクロスは100%処理できます。。ただ次出てくるサンダーにドリ口を打つ不自然さが出てしまう上、情報アドバンテージも与えてしまいます。これも没。
めざ格は? C振りのめざ草と似たダメージが出ますが明らかにヘラクロスに効果半減の技を打つのは不自然ですね。没。
というわけで残りの選択肢は10万ボルトか投了となります。
10万ボルトを押すメリットは急所と追加効果、既に麻痺ってるサンダーの痺れなどでヘラクロス➕サンダーを倒せる可能性が少しだけあることです。
逆にデメリットはこちらの Cが低いことが相手にバレてしまうこと。
桂馬さん視点で、しゃわのサンダーはHP165だし控え目CSサンダーで何ならヤタピを持ってるんじゃないかといった最大火力のハッタリが効かなくなります。
最後の選択肢として投了はメリットは情報を相手に与えないこと、デメリットは勝率が0になること。
1戦目ラスト付近のサンダーヘラ対面の技選択長考してるの見て、
— てるる (@tellu_poke) October 7, 2023
これは迷うーーって内心めっちゃ思ってました
お互いGoodGameでした!
既にキャンプでてるるさんにはサンダーの技構成をお伝えしていたので、自分の逡巡っぷりがわかる人が会場に1人でもいてよかったなーと思いました。
結局、あの場面で10万ボルトを持っているサンダーが投了するのも不自然さを残すと判断して10万を選択しました。
麻痺って根性発動しためざ霊と被弾というなかなか盛り上がる閉幕となりました。
この8、9ターン目にほぼ勝負は決していたのに自分側だけ長考というのが2戦目の狙いに繋がることになります。
- 2戦目 選出
1戦目の敗北と引き換えに相手のヘラクロスが鉢巻めざ霊であること、予想通りグロスの持ち物がラムであること サンダーは多分それなりに耐久と火力に振りつつS152以上あること(普通臆病ならS154以上にするし、控え目でも臆病ヘラのS150を抜きつつS152まで振り切る。中途半端にS151に止める意味がない) アイテムはカゴヤタピオボン 何ならカムラすらもあり得るという情報を得ました。
選出のポイントとしては、こちらのサンダーが相手のサンダーとの殴り合いで不利を取っていることが明らかになりました(元々やんちゃ鉢巻サンダーがサンダーミラーで最弱クラスなのはいうまでもなく)ので、引き先としてハピナスかカビゴンのどちらか選択する必要があります。
ハピナスのメリットは電磁波運ゲーで後出しヘラクロスなどに運ゲーを仕掛けられること。もし桂馬さんが選出を変えてきてカビゴンを出してきた場合、起点に出来る可能性もあります。
ハピナスのデメリットは釣り出しや偶発対面、死に出しでの麻痺ってない状態でのヘラクロスへの引先を考える必要があります。
対してカビゴンのメリットは相手がほぼ選出してくるであろうヘラクロスに対して最強のカウンターという行動があること。この一撃で試合を決めるだけの破壊力があります。
ハピナスを選出する場合、ヘラクロスのケアや威張った後のカビゴンの処理で基本的にゲンガーが必要になります。
サンダーハピナスゲンガー
カビゴンサンダージュカイン
ハピナスベースでうまく電磁波を入れて運ゲーを仕掛けるか、カウンターカビを主体に刺しに行くかの2択。
結局ハピナスかカビゴンどちらかを選ぶ のではなく、ゲンガーを選出したいかで決めました。
相手のヘラクロスがめざ霊とわかっていて、しかもこちらのサンダーはドリ口を所持していないアピールをしています(超重要)
そしてゲンガーの炎のパンチはヘラクロスを2発で倒せないことが明らかです。
→相手は1戦目も取っているし、例え選出を変えてこなくてもヘラクロスは構築に刺さっていると判断して選出してくる可能性が高そうです。
ということでカウンターカビ入りの選出となりました。
理想とする試合展開は、まずこちらにカビゴンがいることを相手に伝える(先発)
その後カウンターを隠して戦いつつ、適度にお互いの控えの情報が割れる
相手のサンダー等に対してカビゴンを明らかに出さざるを得ないタイミングで相手がヘラクロスを釣り出ししてくる
こちらの控えに一貫してる技を安心して打てる状況を作り出す
頭を抱える振りをしつつ、勝利を確信している相手にドヤ顔でカウンターを決める
といったところです。大体5〜6ターン目くらいにカウンターを決めたいと思っていました。
- 2戦目 1ターン目
こちらは先ほど拘り鉢巻ヘラクロスに一貫性を作られて手痛くやられてるので、普通であればサンダー先発が定番なのですが敢えて前回と選出を変えてるよということを伝えるカビゴン。
対して桂馬さんはいきなりヘラクロス。 開幕早々勝負を決定づける1ターンとなってしまいました。
こちらのカビゴンのHPは256。
自分はカビゴンの努力値は散々ブログで書いてきたように、HP256=残飯鈍い眠るカビゴンだという刷り込みは十数年掛けておこなってきました。
そしてHP255がカゴ眠る型、HP257が残飯鈍いカウンター型です。
本来試合展開の中で怪しさを捨てて、相手が勝ちを確信したところに誘ってぶち当てたかったカウンターという選択肢。
交代読みの雪崩打たれて怯んだりしたらその時点で敗色濃厚(次の拘りメガホを絶えなくなる)
いやそもそもこの構築を桂馬さんが知ってたら一旦カウンターケアでメタグロスに引いてくるのでは・・・?
もっと確実に拘りメガホが一貫していて相手が撃ってくるという確信があるところで使いたっかったし・・・・・ウジウジ・・・
タイミングとハートだぜ!
うるせェ!!! いこう!!!
- 2試合目2ターン目
桂馬さんがメタグロスを死に出し。
重要なのはカビゴンのHPが92残り。メタグロスのHPが187なのでカウンターでも184ダメージとなって倒せない状態となります。
急所のリスクもありますし、グロスのAが高くて高乱数引いて死ぬかもしれません。
ここで欲張って(ほぼ実質)2体持っていこうとすることはせっかくのカウンターで数的有利をとったアドバンテージを無に返してしまう可能性があります。
不利な時は相手を極力荒らすように立ち回る、有利な時は極力安定択をとる。
例え格上が相手でも戦況は刻一刻と変化していき、その段階での有効な選択肢は変わります。
麻雀でも常に全ツッパするのが番狂せを起こしやすいわけではなく、攻め際に大胆に攻めつつ引き際には素直に引くことが最大勝率を求めることになります。
さて、こちらの控えはジュカインとサンダーです。
相手の残り1体がサンダーと確定していない以上カビゴンを取っておく必要があります。
幸い10万ボルトはあと1発耐えます。
サンダーを繰り出して、コメパンを被弾。HP165→HP115 50ダメージ。
これで初めてメタグロスのAの値が少しわかりました。低すぎはしないけど、おそらA205とかくA198とかではない。A176からA188の間といったとこでしょうか
- 2試合目3ターン目
相手の控えがラグラージ以外に大きなリターンを取れる電磁波を交代読みで選択しました。
無事成功して交代で出てきたサンダーに麻痺が入る。ガッツポーズ。
また桂馬さんは1戦目に引き続きサンダー受けを用意しないインファイト選出であることが確定(まあ1戦目取ってるから無理して変える必要もないのですが)
- 2試合目4ターン目
- 2試合目5ターン目
- 2試合目6ターン目
- 3試合目選出
- 3試合目1ターン目
- 3試合目3ターン目〜6ターン目
- 3試合目7ターン目
- 3試合目8ターン目
- 3試合目9ターン目
- 3試合目10ターン目
- 3試合目11ターン目
- 3試合目12ターン目
- 3試合目13ターン目
- 3試合目14ターン目
- 3試合目15ターン目
でも真に感動したのはジュカインのHPが1になった後で、そこで「1割で地震を避けたら勝ち避けなかったら負け!」にせずにサンダー引きから細い第二プランに切り替えた所。本当にかっこよかった。…
— ptrst (@ptrst102) October 7, 2023
- 3試合目16ターン目
桂サンダと名付けよう
— しゃわPT (@komei48) October 13, 2023
- 3試合目17ターン目
- 3試合目18ターン目
- 3試合目19ターン目
- 3試合目20ターン目
GBA対戦の殴り合って情報を集めていく要素が満載だったり、最後メタグロス対ジュカインになったとこがポケットモンスターエメラルドチャンピオンバトル感があって、すげー良かった
— stoic (@stoic4486) October 7, 2023
最後のジュカイン対メタグロスの、ユウキハルカVSダイゴ感といい、これ以上ない最高のフィナーレとなりました。
最後の対面が美し過ぎてこれ以上のGBA対戦宣伝動画を作れる気がしないです・・・。
・一貫性を作った時の拘り鉢巻の強さ
・カウンター自爆の太い拓を持つカビゴンの強さ
・身代わり、粉の試行回数を稼ぐことの怖さ
・ラムの実を持ったメタグロスの安定感
そして何より相棒(バディーズ)であるメタグロスを信じ、絆で結ばれた真のチャンピオン、桂馬さん。
コメントがカッコ良すぎる。「ルビーサファイアは桂馬の時代 歴史の教科書にも載っています 今日は皆でこれを確認しましょう」よりも強い自己紹介今までにある? pic.twitter.com/RrjB3i7UYr
— ptrst (@ptrst102) October 8, 2023
仰る通り、ルビーサファイアは桂馬の時代。歴史の教科書にも載ってる事実です。
桂馬さんが運でも実力でもどちらでも上回りホウエン地方のチャンピオンであることが証明されました。
役割理論全盛期、なんなら提唱者であるしゃわさんが、
— ptrst (@ptrst102) October 7, 2023
「桂馬さんなら役割重視した有利を維持し続けて勝つ丁寧な戦いをするであろう」という「信頼」と「友情」から
カウンター自爆カビと麻痺巻き+ジュカインハメという役割理論のアンチテーゼの塊みたいな構築を握っている……
「信頼」「友情」を桂馬さんは裏切りませんでした。「感謝」の一言です。
全力を出せました。全く悔いはありません。本当にありがとうございました。
桂馬vsしゃわ
— ShuN (@Cyc1ingboy) October 8, 2023
本当に…本当に良い試合で、勝負事の全てが詰まってた。
準備していた物をお互いに出し切って駆け引きを何度も潜り抜けて最後に必要なのはヒキという凄くドラマチックな展開だった。https://t.co/XniAgS3dRX…#バトレボオフ#シロガネ山#RedBullGamingSphereTokyo
本来の鉢巻サンダーでカビを撲殺するという勝ち筋プランAから始まりプランGまで組み込んで足掻き続けた20ターン、短いようで長く 長いようで短かったです。
自分の中では初手の不利な状況からの細い勝ち筋を追い続け全力を尽くした、負けてもなお素晴らしいと言える敗戦試合ログとなりました。
ポケモン対戦で観ててうまいなって思えることって、そんなに多くないんだけど、桂馬しゃわ戦で一生分ぐらいポケモンうまいなって言ってしまった
— ポケモン委員会 (@pokemonIinkai0) October 7, 2023
こんな凄い試合になったのは、桂馬さんが王道を行ってくれたお陰です。
あといつもはこんなヒリヒリする神試合出来ないので、ホント偶然の撮れ高がやばいですw
https://x.com/tellu_poke/ss/1710683521562689768?s=20には https://x.com/tellu_poke/status/17106521562689768?s=20
BO3という初の試みにおいて、構築立ち回り試合展開全て一級レベルという数年?十数年?に一度レベルの試合が最高の舞台で出来ました。
最後に・・・
僕の金銀時代と同じ時期(2000年くらい)にポケモンオフいってた同年代の人は数多くいます。
みかえるとかCaptainJackとかライト君みたいにスマブラ界に移籍して僕よりも成功した人もたくさんいます。
そんな中、僕がこの場に呼ばれたのは色々な縁あってポケモン界の人達との人間関係が細いながらも長く続いてきたからだと思います。
あのレジェンドプレイヤーの桂馬さんと大きな場で試合をセッティングしていただいた全てのスタッフの方々 本当にありがとうございました。
特にポケモン委員会さんとすのーさんには直前の個体準備で多大な御手数をお掛けしてしまい大変恐縮です。
そして、対戦相手の桂馬さん。
2006年にかなりの時間を使って僕をポケモン界に引き戻してくれてありがとう御座いました。
もしあの古石場文化センターでスマブラオフとポケモンオフが同時にやっていなかったら、気分とノリで昔の知り合いの乞食さん(桂馬さんの旧HN)に会いに行って話してなかったら・・・・まず間違いなく僕はここにいません。
ひいては、君と初オフのポケモンリーグ2000東京大会予選の2000年11月1日に会えて本当によかったです。本当に僕はラッキーでした。
僕の人生は君のおかげで良い友達に恵まれて本当に豊かになりました。
対戦も構築記事も対戦記事も力のすべてを出し尽くしました。
これからはポケマス1本で行く♂
https://x.com/tellu_poke/status/1710683521562689768?s=20
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